6月中旬、梅雨だというのに天気予報をあまり気にせずに釣行できることはこの時期いいことなのだろうかと思いながらも釣行する。
案の定、目的地に付くまでの川も、目的地の川も水量が少なくショックを受ける。底には砂が溜まっていたりしていてこれからの釣りに不安を抱く。
6月になると鮎師が河川に登場する姿もこの時期の風景のひとつ。
しかし、今年は鮎師の姿も少なく、ポイントも水がないため、難しいようだ。そんな中、栗の木が花を咲かせており、あたりに匂いを漂わせていた。
車を停めて、釣り支度を始める。
ロッドはCELTIS 804、リールはGRASE、ラインは基本のフライラインDT−4F アイボリー、リーダーはバリバス 岩井リーダー4Xにスーパーティペット 5X,6Xを継ぎ足す。フライはパイロットフライの簡易アントパラシュートで釣りあがる。同行者は私の後をウエットで釣りあがっていく。
簡易アントパラ等、ドライフライは下処理として、ドライスティックリキッドにつけておくと浮力が持続するので是非試して下さい。。
ドライには時折反応があるが、すべて外道。水温を測ると21度。
もっと水温の低いポイントを探し車を上流へ走らせる。
気温はすでに30度を越えており、長袖にベスト、ウェーダーとダイエットスーツに感じ、サングラスが汗で曇るほどだった。
そんな暑い中、元気よく飛び出してくれたのは可愛い新子のヤマメ。小さいけど魚体が綺麗なので私の好きなサイズ。美人に撮ったら即リリース。弱らせないように細心の注意を払う。
気分よくなったところでフライを新しい物に交換する。釣れたのはレインボービーズを使用した簡易アントパラなので、再びセレクトしティペットに結ぶ。
この後、しばらく釣りあがって行きましたが反応がないので、昼食を取る。近くのおいしい食堂に移動。量があって安い大満足のお店でした。これもフライフィッシングの醍醐味のひとつ。
本日、後半戦、入渓ポイントを捜すが見つからない。
ただ、人が少ないため、比較的ポイントに入り安いのがありがたい。
3時前くらいだっただろうか、水面の割ってアタックしてきた。思わず大あわせ、無我夢中でランディングしたのは25cmを超えるヤマメだった。魚体が綺麗で鰭にも傷ひとつない綺麗なヤマメ。しばらくこのヤマメを眺めながら至福のひと時を味わい、納竿とした。
この季節、山紫陽花やどくだみ、野いちご、など足元を見たら綺麗な花が咲いてます。野いちごなんて赤く可愛い実をつけてますので、時には自然を感じに出かけませんか?
川を歩いているといろんな抜け殻が見られる。
この環境を守って行きたいものです。
アマガエルが手足を縮めて休憩中。
カメラが近づいてもまったく逃げようとはしなかった。
ヤマメの内容物。抜け殻とユスリカの成虫が。
かなりの減水。攻め上がるポイントも限られる。
新子のヤマメ。
綺麗な魚体にしばし時の流れを忘れる。
道端に咲くどくだみの白さが
疲れた身体を癒してくれた。
GRASEとヤマメ。