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友人より「のっこみ」情報が入ってはや3週間が経過……。
週末毎に予定が入り、ようやくいつもの支流に来ることが出来ました。
橋の上からプールを眺めると、思わず「終わってるやん……」と溜息がでるほどの魚影しか確認できず。
やはり「のっこみ」の最盛期は桜が散り、菜の花が満開になるまでなのでしょうか。
河原に残った菜の花も、なにやら元気なく終盤の様相をしておりました。
落胆しつつもポイントへ移動、不用意に近づき過ぎたので
こちらの気配を察したコイ達は、猛ダッシュで逃走……。
魚影が少ないため一度警戒されると、二度と射程距離には近づいてきません。
ワンチャンスもすることなく、「今日は終わりやな……」と上流部の浅瀬に向かっていると、
なにやら浅瀬でモソモソする2匹の大亀……いやスッポンを発見!
一匹は速攻で逃走(多分オス)、もう一匹の方をラバーネットで捕獲!!
「今夜はスッポン鍋〜」などとつぶやきつつ、しばらく撮影会。
ひっくり返しても、ニュイィ〜ンと伸びる首で上手く反転、
このあたりは「脚をジタバタさせるだけの亀とは違うなぁ〜」、
と5回ほどブリッジ反転を観察。
充分モデルをしていただいたので、やっぱり旦那の元へ帰っていただくことにしました。
対岸へ移動し、プールの中ほどで屹立不動、木に化けて回遊を待ちます。
しばらくすると、水底をついばみながら小さめの魚影が接近!
サイズに不満はありますが、これを逃すとチャンスはない!
気配を悟られぬ様、手首だけでキャスト、うまい具合に進行方向2mほど先にフライが着水。
フライはここに来る直前に巻いた、サイト用「コイエッグ」の赤!
8番のカーブドシャンクのフックに発泡材を巻き込んであるので、
沈下が極めてスロー、赤いカラーが良く見えてグーです。
フライから50cmほどの距離になったところで、ゆっくりラインを引き、
フィディーングレーンにフライ配置。
あとは「吸い込めぇ〜」と念じるのみ!
フライ間近に来たのは体型からどうもニゴイの様子、
「ニゴイでもええから、食えぇ〜」と睨んでいると、
ヒゲの生えたおちょぼ口をすぼめ「スポッ!」と吸引!!
軽くロッドで合わせヒットォ〜!!
40cmに満たないサイズなので速攻で寄せてリリース、
周りを見渡すと、すっかり魚影は遠くに去っておりました……。
とりあえず一匹ゲットできたので、実績の少ない下流のプールも一応確認することに。
すると、コイにニゴイにナマズまで、10匹以上が悠々と回遊しているではありませんか!
木の陰に姿を隠しつつ、ショートキャスト、今度も一発でフライを吸引!!
COUSE#7のドラグを「ジィィー」と鳴らすファイトがたまらんです!
近くまで寄せると今回も「ニゴイ」さんでしたが、
ドラグを鳴らすだけあって60cm近くの大物でした。
場荒れしたので元のプールに移動、依然警戒警報は発動中らしく、
なかなかサイトの距離に来てくれません。
そこで15mほどキャストし、回遊&水底ついばみゴイを待つ作戦に。
10数分後、ようやく数匹が接近、フライの在るあたりで「パクパク」したので、
ラインを引っ張ると、水底のパクパクゴイが頭を左右に振っています!
手には「ゴンゴン」と振動が伝達! キタァー!
今度こそ本命のコイらしく、ファイトのトルクが半端ではありません。
8番ロッドをバットから曲げるトルクに耐え、
数分後何とかネットインできた獲物は60cmを少し超えるほど。
魚影こそ少なかったものの、3匹も釣れれば充分満足、
「来年は桜の花が残っているうちに覗いてみよう……」と撤収、
車の時計はまだ午前8時前、2時間半でしたが濃密ゲームが楽しめました。

   

    
スッポンと菜の花そしてコイ
  2008年5月4日(日)

使用タックル

ロッド   : SCOTT A2 908
リール  : COUSE#7
ライン   : WF-8-F
リーダー : 4X9f
ティベット : フロロカーボン5x1m