7/7(土) 岩手県 猿ヶ石水系
前日の雨が今年の空梅雨には最高、と仲間と意気込んで向かったものの、生憎の増水。
それでも水はクリアに近いため、入渓出来そうな所を探しトライ! 見た目よりずっと重い流れが足を襲う……。
流れが強くても、オーブを使ったライトラインの方が、水の抵抗も少なくドラック回避も楽に感じる。
足をすくわれそうになりながらも、岩陰のヨレにキャスト! 1・2・3次の瞬間、影がゆらり。
ドラックがかかりかけたフライに、やっと追いつくように岩魚がヒット。
友人も本日最大の岩魚がフッキングしたが、あえなくラインブレイク。
その後、ポイント毎に中型ではあるが岩魚がコンスタントに釣れ、魚影の濃さに関心される。
水位がベストな時にまた来よう……。
7/15(日) 青森 岩木川水系A川
青森も空梅雨、渇水気味で魚の反応も鈍く、我々釣り人も日中の炎天下ではしんどい為、林間コースの避暑地を求める。
八甲田の保水量が幸いし、著しい渇水は見られず何とか釣りになりそうだ。
日の高い時間帯は小沢の日陰を求め、小型岩魚と戯れる。
減水した区間でもライトラインのプレゼンテーションに効果があり、 #14アントパターにコンスタントに小型岩魚が素直に出る。
午後3時頃からは水量の多い本流へ。日中のルアー・エサ釣りの入った後をのんびり釣り上る事にする。
序々にハッチも始まりライズも見られ、ストレスの無い岩魚の釣りを堪能する。
7/21(土) 秋田県 阿仁川水系K川
かねてから友人と計画していたK川に。前日に久しぶりに雨があり益々期待!
今年は空梅雨の為、多少の雨は山が吸ってくれると確信していた。
道中、時折強い雨があるが、とにかく現場に行ってみないと……。
国道から約1時間。上流は雨が無かったようで、むしろ渇水気味だった。里の天候のお陰で釣り人は我々だけ。
逸る気持ちを抑えつつ、沢の沿道を急ぐ。近年、熊の出没も多く、青森では釣り人が襲われた事例も……。尚 急ぐ! (自分だけ?)
いつもの入渓点に着くと不思議に安らぐ。#05ロッドにお気に入りのオーブをセットし準備しているさ中、目の前でライズ! 即、#12のテレストリアル系をセットしキャスト。瀬尻の岩の横をフライが流れた瞬間、影がゆらり。
一発で出てくれたが、気持ちばかりが先走り早合わせ。フライだけが宙を舞う。岩魚釣りなので早合わせは禁物!! 自分に言い聞かせ再度トライ。フライが同じレーンを流れると疑う事無くフライをくわえ、今度は確実にフッキング。
ネットに収まったのは、型こそそれ程大きくは無いが綺麗なネイティブイワナ。次からは友人と1匹毎に交代しながら釣り上り、どのポイントも素直なイワナばかり……。ライトラインのゆっくりとした時間の釣りを堪能し、いつまでもこのフィールドが保たれる事を願いK川を後にした。
(レポート:佐藤氏)
使用タックル
リール AUBE
ロッド #0.5 8'5”
ライン DT#1
フライ #12〜#10 (テレストリアル系)