【1回目】
向かったのは職場から車で10分ほどの川。
規模は小さいが水質は抜群で主にイワナが釣れてくれる。
今回は#2ロッドに『GRASE』と『基本のフライラインDT#3』の組合せ。
必要最低限の機能に絞り込み68gという軽さを実現したGRASEは、#2ロッドに合わせても全く違和感がない。基本のフライラインもやや硬めの印象はあるものの、キャストがしやすく何より『浮く』。
予想以上の扱い易さを実感しながらスタート。
流れ込みの筋に沿ってフライを流すと、1投目から多くの反応がある。ほとんどは小さいサイズの様で、#14のフライを喰い切れない様子だったが、3mほど流した所でフライが完全に沈んだ。
アワセと同時に魚が走る。恐らくは20cmクラスのイワナだろうが、そこは2番ロッド。
この位のサイズでもかなり引きを楽しめる。案の定ランディングしたのは20cmクラスのイワナ。
この後も同クラスのイワナと小1時間遊びこの日は終了とした。 |
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【2回目】
同じく向かったのはヤマメの放流がされていると聞いた職場近くの小河川。タックルは前回同様#2をチョイス。
入渓後、それらしいポイントを叩きながら釣り上がるが中々反応がない。
7月の解禁後相当人が入ったらしく、河原には足跡が無数にある。
30分ほど釣り上がり、厳しいかとあきらめかけた時にカーブのエグレに打ち込んだフライが水飛沫と共に消えた。
アワセと同時にダッシュする魚。イワナの引きとは違う。ヤマメだ!
サイズは25cm位だが、幅広のグッドコンディションのヤマメ。
今期初のヤマメとしては大満足。
結局この1匹で終了となった。
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【3回目】
出先の近くにある人気河川へイブニング狙いで釣行。
ハイプレッシャー河川らしく、イブニング時にも『ライズはあるが反応はしない』状況。
あの手この手を色々試すも中々ヒットしない。パッチはみるみる内にフライでいっぱいになり、それに比例するかの様に辺りはどんどん暗くなっていく……。
焦りがつのる中、#14のオリーブカラーのパラシュートでようやくヒット!
この日チョイスした#4ロッドとZAGXのタックルを容赦なく絞り込んだのは、尺丁度のニジマスだった。
このZAGXも可能な限り贅肉を削ぎ落としたデザインで、このクラスのリールとしては非常に軽量。デザインも中々メカニカルで個人的には好みの部類。中央のツマミで調整する独自のドラグは微調整に慣れが必要かと思うが、渓流では必要十分な性能だと感じた。
結局この後にこの川のアベレージサイズを1本追加し終了となった。
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【4回目】
同じく出先の近くの川に釣行。ここは以前泣き尺のニジマスを釣った所だ。
前回は渇水状態だったが、ここ最近ダラダラと降った雨のおかげでかなり水量が戻っていた。濁りも入っていたが実釣に影響があるほどでは無さそうだ。
大物を期待して#4タックルでスタート。
100mほど遡行した所で岩盤に沿った流れを発見。前回来た時は僅かな水溜りの様だったポイントが立派な流れに変貌していた。
そして、流れの至る所でライズが! しかもかなり大きいのも確認!!
周りを見てもハッチは無く、何が流下しているのかも良く分からない。ならばアピール勝負! と思い、#10のピーコックパラシュートをキャスト。
ヒラキにフライが差し掛かった時、派手なライズと共にフライが消えた! ヒット!!
途端に絞られるロッド。手首にはかなりの力が掛かって来る。
魚がジャンプ! 結構いいサイズ! 思わず頬が緩む。
1発目からヒットしたのは、33cmの砲弾型。何とも幸先がいい。
しかも同じポイントでは他のライズが続いている。かなり活性が高いらしい。
その後も同じフライで20cm後半クラスのニジマスを数本追加。
その後500mほどをドライで釣り上がり、帰り道はルースニングで攻める事に。
若干入っている濁りが味方し、ドライで反応しなかったポイントでもルースニングだと面白い様にヒットが連発した。
そして辺りが暗くなる頃、入渓点でライズが始まった。
そして、この日のMAXがヒット! 寄せては走り、寄せては走りを繰り返しネットに収まったのは35cmのグッドコンディション。
結局この日は尺オーバーが4本、20cm後半クラスが2ケタと、とても平日の2時間とは思えない好釣果に恵まれ大満足で終了した。
3魚種達成、グッドサイズとの出逢い……
平日の僅かな時間を使った釣行としては出来過ぎの結果であり、多忙な仕事の合間のこれ以上ない癒しのひとときとなった。
が、
やっぱり1日釣りだけしたい……
きっとこの欲求が満たされる事は永遠にないのだろう。
釣り人とはとかく愚かなのかも知れない?
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