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会津釣行記〜4/22・4/24〜

「会津、早春、動きだした渓魚 4/22」

東北も各地でドライシーズンの頼りが届くようになった。お客さんからは、「ドライはまだか?」と、催促のような電話。冬に雪が少なかったためか、それとも関東は水が少なくなったためか。気持ちは分からないではないが、「連休まで待った方が良いよ」と、なだめすかす。

「雪代は、どうやら、もう良さそうだ」
そう思っていた時に、電話が。栃木が何だかお寒い状況とかで、年券買いがてら遊びに来るとの事。到着、そのまま一緒に川へと相成った。目指すは舘岩川。

春の雰囲気はプンプンする。岸辺に雪はまったく見当たらない。予感は高まる。マンサクの花、ユキノシタの葉、イタドリの新芽、どれをとっても春そのものだ。毎シーズン最初に訪れる川に人、貸切りの時間となった。もちろん、ドライ!

川底がピカピカだ。ヤマメ中心の区間だが、ここは会津、当然イワナも棲んでいる。
ナメをやり過ごすと岩が入り始める。ようやくアタリ。食べ損ねで、沈んで行った。もうひとつアタリ。またもや食べ損ね。まだ水温が若干低いせいか、どうやら同じサカナは1度しかチャンスがないらしい。

ヤマメをようやく見たのは、退渓点が近付いた頃。15センチちょいの稚魚放流が育ったもの。
立派に#11のクイルボディパラシュートに食い付いた。流芯から数センチ逸れた位置からパクついてくれた。うん、良いですね。きれいです。

この後、同サイズのヤマメ2尾。気温も何だか冷え込んで来たので、退渓。厳しいなか、やる気のあるヤマメに会えて、良かった、良かった。
日増しに反応が良くなることは、間違いないだろう。この日は晴れの予報があてにならず、ハッチもほんの少々と残念な状況になってしまった。会津もお寒い、という事か。

この日は、セルティス#3の7f9を使用した。きっちり写真のヤマメを釣ったが、初心者から初心者以上のロッドかなと、印象を受けた。意外にもロッドに力があるようで、4番ラインでも良いのではないかと思うほどだった。ショップで展示されているのも見たが、FFを始めようという方にはお買得かも知れない。
(レポート:T氏)

「越冬イワナの機嫌 4/24」

そろそろかな、と思いながらも、連休前の釣行となってしまった。恋しいイワナを見ることはもちろんだが、水量、水温、ハッチなどの確認も兼ねて、川を歩く。
イワナが見事に走らない。さすが早春。適度に探りを入れながら、やる気のあるイワナを求め歩く。
なるほどなるほど、早春のポイントしか、まだ反応は期待出来ないようだ。深すぎてもダメ、瀬に近すぎてもダメ。ご飯が食べられるスピードの流れ、そして冷えた魚体を暖めてくれる陽当たり、若干以上のハッチ。これが条件のようだ。


そして、ヒット。ドライフライ#11、自分のパイロットフライ、ストリップトピーコックボディパラシュート。雪代に洗われた色は、少々銀色がかる。でも痩せてはなく、そこそこ良い身体つき。満足感はこの1尾で充分にもたらされた。 この後、何回かのアタリがあり、ドライの反応も早春の季節のものと確認。もう、いいんじゃないですか!

フキノトウに沢ワサビ。美味しいものも順番に顔を出して来ている。特に沢ワサビは花を付けている。
もっとも柔らかい時期。口に入れない手はない。


越冬イワナが収まっているランディングネットは、ストレートタイプのサイズSS。これは良い。
結構感じも良いし、自分にとって都合も良い。
沢や上流筋での釣りでは藪こぎも多く、1年に1本のペースでネットを無くしてしまっていたのだが、サイズが小さいと障害物に引っ掛かりにくい。またそこそこ歩いて入渓といった場合には、軽量、持ち運びに便利。長いときは1時間以上歩く事もあり、最初からベストの背中ポケットに入れていける。
このネットは、すべてのフライマンにセカンドネットとして活用される事を、強くオススメしたい!
(レポート:T氏)
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