ニュー・ロッドで、釣れました!
雨の降り出しに桧枝岐CRで釣れたイワナ ムギュッとしすぎて、苦しそうです…。
会津に通いはじめて3シーズン目になりました。自然がいっぱいの会津が好きになり、この冬にはたかつえスキー場や高畑スキー場でも滑り、雪質の良さに感動。この豪雪地帯の会津だからこそ、緑の季節はなおさら輝くんだとも感じました。そうです、もちろんグリーンシーズンはフライフィッシングです。会津の土地を知れば知るほど好きになり、「今年のフライは頑張るぞ!」と格別な思いで渓流シーズンに突入。いつもお世話になっている会津高原のペンションやまゆきかわゆきさん主催の5月に行われた岡本哲也FFスクールに参加、檜枝岐川で岡本さんの指導のもと、スレ掛かりでしたがイワナを、そう私の初めてのイワナを釣りました。岡本さんいわく、「ドライフライに反応したんだから、もっと自信を持って。初めての1尾が会津の渓流で素敵じゃないか!」と。嬉しくて、楽しくて、どんどんフライフィッシングに面白みを感じて行きました。

 それからの釣行は7月となりましたが、ペンションやまゆきかわゆきのオーナーが「#4ならちょうどいいロッドがあるから、良かったらグレインのロッド使ってみなよ」とお借りしていた私のニューロッド、セルティス8fの#4。とうとうデビューの日はやって来ました。7月の3連休、当然釣り人も多かったです。かねてより相談していた思い出の檜枝岐川にGO! あのときは、昼ごろからCRに来て、いそうなポイントには、投げてきたのですが、イワナが反応はしてもなかなか釣れず、なかばあきらめていました。でも、夕方雨がポツポツときたときにプールにプードルを投げ入れたら、しっかり食らいついてくれて、とても嬉しかったです。がんばったかいがありました。まだまだ、グレインのロッドには慣れていないので、また振りやすい場所に釣れていってもらいたいw)なあと思っています。(足手まといになるので、男友達と行 くほうが気が楽なようですが)

 3連休はあいにくの雨模様。釣り人も初日ほど多くなく、雨を避ける意味でも若干北の方にあるヤマメの川に行きました。ペンションオーナーの的確な釣り場選びは本当に助かります。雨降りの中、淡い期待を持ってロッドを振っていると、な、な、何と、ヤマメが飛びついて来ました。可愛いチビヤマメですが、嬉しくってしようがありません。岡本さんの言葉を思い出しながら、ロッドを振り続けた結果の初ヤマメです。何か、すっごくついているかも。ただの運がいいだけかしら。1日1尾の始まりでした。

 最終日は、ペンションオーナーに教えていただいた沢に行ってみました。「会津の渓流はほとんどが中規模渓流。でもブナの森が強いから夏でも水は最高だよ。沢も絶対に楽しいよ。見たことがない風景に会えるから、感動する準備をしておきな」と、オーナーのアドバイス。だんだんと空想が膨らみ、ワクワクしないわけがないじゃないですか。1日1尾の私の釣果は本物か、試される時です。幸いに天気は回復し、晴れ晴れと宿を後にしました。入渓地点に到着すると、クマが今にも出てきそうな雰囲気です。いけないいけない、出てきて欲しいのはイワナなのに、ここで負けちゃ駄目だ。恐る恐る入っていくと、そこはブナの森の中、別世界がありました。沢の上がぽっかりと開いていて、緑のトンネルが出来ています。100メートル位のほんの短い区間ですが、その雰囲気はこれまで体験したことがない空気がいっぱい。まるでマイナスイオンが目に見えるようです。そして、イワナちゃん登場! やっぱり釣れました。後日オーナーにメールでイワナの写真を見てもらい聞いて見ると、天然イワナだそうです。天然のイワナが釣れたこと自体自分には信じられませんが、会津の自然は本当にすごいんだなと思います。オーナーに感謝!!!

 岡本FFスクールでのスレ掛かりイワナに始まり、ちゃんと自分で釣ったイワナ、初ヤマメ(チビですが)、天然イワナ。出来すぎな今シーズンになっています。でもペンションのオーナーが言うように、気持ちが落ち着かないとフライフィッシングはうまく出来ないような気がしています。私には少々時間がかかった3シーズン目ですが、すぐに釣れちゃったりするビギナーの人もいるんでしょうね。私は私ですので、自分のペースでフライフィッシングをw)楽しんで行きたいと思っています。
(レポート:T様)
グレインロッド  
私の記念の1尾のイワナ
2007年9月